私は結構寂しがり屋で、何かとすぐ不安になっていた。
孤独や苦しみ、寂しさを感じるとどうやって埋めようかと試行錯誤していたけれど、そういうことはもう辞めようと思った。
寂しいという感情が悪いものではないと思ってはいるものの、衝動的に紛らわしたいという気持ちが咄嗟に働く。
そんな気持ちに浸って苦しくなることを避けたくて、急いで動画なんかを見たりするんだけど心は違う方向を向いてるので無意味だということがわかった。
一時的に満足したとしてもその後、倍やそれ以上になって膨張していくこともわかった。
そんなことを思っていると、急に新技が出来るようになった。
寂しい!苦しい!と頭がぐるぐるしだしたときに、フッと自分を抜けた感覚があった。おお!と思って
外から覗くと、こういう感情を持つ人(自分)が可愛いく、愛おしくなった。
”あ、寂しいっていう今のこの感情は、オレンジだ。
夕方の波のように静かで、夜までの間の匂いやなぁ。
割と昼間は賑やかだった海だったのに
夕方になってきてみんなが帰っていく感じ・・・”
ふわっと絵として頭の中に浮かんでくる。
それがたいてい美しいからシンプルに好きになる。
こうして身体に意識が戻ってくると、自分のこの感情というものが一瞬で好きに変換される。
さっきまでのちょっと苦しかった心のうにゃうにゃが
素晴らしく晴れやかで明るいものに変わっていた。
ネガティブな感情が湧くことっていうことは成長できるタイミングだったり
何か前に向かっている証拠なのかもしれないと思った。
寂しさに飲まれるのではなく、寂しさと並んで歩けるようになった今。
この感情の揺らぎを、ひとつずつ作品にしていこうと思う。
心の色は1日の間でも色んな色に変わっていく。
その瞬間を丁寧に受け止められたら、きっとどれも美しいんだと思う。
